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 横野明日香  個展 “ 不自由なしかく ” にお越し頂きました皆様、有難うござい

 ます。横野の絵画への試みは、ますます果敢になる事でしょう。

 その先に咲く花を、ご期待下さい!

 

 Thank you for coming to a solo exhibition by Asuka YOKONO.

 Her paintings will progress to the next stage.

 Look forward to them !

 

  

 

 7. 21 ( Sat. ) ー 8. 12 ( Sun. ) 

 

 

 坂井淑恵:Yoshie SAKAI

  “ open water ”

 

 

 

  

 

  6. 16 ( Sat. ) — 7. 7 ( Sat. )

 

 横野 明日香:Asuka YOKONO

 “ 不自由なしかく:Inconvenient sight ”

 

 

 

 

 

 

横野は言います。

「私たちの「視覚」は不自由だ。一度にすべてを把握することはできないし、与えられた情報によって見え方も変わってくる。そして、絵画の「四角」も制限があり、この四角い画面の中で表現しなくてはならない。私は、このふたつの「不自由」を合わせて絵画を作っている。

 一部しか見られないのであれば、順番に見ていけばいい。そして制限のある四角い形が埋まれば、ひとまずはひとつとなる。自分の経験がひとつの形となる。四角い形には終わりがある。その終わりに向かって力いっぱい筆を払うと、筆の勢いが衰えぬまま、まるでそのままどこまでも続いていくかのような風景が立ち上がる。不自由さとは豊かさなのかもしれないと、最近思うようになった。」

 

 横野の言葉にはコンセプトめいたものは有りません。どう描きたいか、その意思表明が綴られています。ストロークに絵画の本質、自らの資質を見出した横野は、そこから導き出せるモチーフをキャンバスに描き込んでいます。キャンバスの端の絵具の溜まりはスピード感と力強さを、一定方向に整えられたストロークによる色面構成は明確な抽象性を前面に押し出しています。横野の潔さは、全ての様式と試みが出尽くした感のある現在において、また現代美術のセオリーが世界中で展開されている昨今では、あまりに若く無防備のように見えてきます。しかしそのセオリーに縛られないシンプルで明確な意志と制作こそが、今の現代美術では求められているのではないでしょうか。既視感を脱し、個人の想像の枠を越える為に横野は、ストローク等の絵画の基本要素を考察しながら、自らの絵画で試みています。スピード感のあるストロークと制限された色彩、風景や静物等のシンプルな構成が、横野の絵画の見せ場・魅力となっています。私共は横野の作品に、今後の絵画の生き生きとした可能性を見ています。横野の不自由な四角が、私達の不自由な視覚を目覚めさせてくれる事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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